| dig 20th anivarsary |
目の前にある課題を掘り下げて考える=digが社名の由来。創業当初からプランニングとデザインを武器に、クリエイティブに特化した会社を作るという想いがあった。自分たちの強みが何であるかを伝えるために、Planning&designという表記を名刺の肩書きとして入れていた。プラスアルファの驚き、幅広いデザイン、新しい価値の提供など業務に対する姿勢のDNAは現在もまったく変わっていない。
大規模ECサイトの構築、雑誌のアートディレクションなど、異なる媒体の仕事を複数抱えるようになった。参加したコンペの勝率は9割を超え、小さくてもIndependent=独立系の会社として、大手の上場企業と直接仕事ができることを実績で証明した。企業のアイデンティティを今の時代に合わせて視覚化し、複数の媒体に展開するトータルブランディングの仕事も着実に増えていった。
代官山蔦屋の設計などで知られる建築家クライン・ダイサムアーキテクツに依頼し、ゼロからオフィスを建築した。クリエイティブな発想を促す環境、強いブランディングについて考えていた。現状と未来に差をつくる、競合他社との間に差をつくる、提案そのもので差をつくる、ミッションステートメントとして「差をつくる=Make Difference」を企業のスローガンとして掲げた。
従来の体制のまま業務を続けることに限界を感じていた。
複数のメンバーで専門業務に取り組むチームを作り、リーダーを立て、業務のやり方を見直し、社内を変革した。各種教育や研修プロジェクトを積極的に取り入れ、各自に成長を促す仕組づくりに重点をおいて、その成長を組織で共有した。特定の媒体に関わらず、一貫したブランド構築のアウトプットプロセスが社内で強化された。