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那須黒磯の魅力
クリエイティブチームの成宮です。
少し前になりますが以前読んだ雑誌で那須黒磯の事が紹介されていて、いつか訪れてみたいと思っていた那須へ家族旅行に行ってきました。
黒磯はシャッターが閉まりっぱなしの店が増えて来ていた1988年に菊地省三さんという方が「1988 CAFE SHOZO」というカフェをを開いて、その後同じ通りにインテリアや洋服雑貨などのショップもオープンさせた事をスタートに、ここ10年ほどは省三さんに刺激を受けた次世代店主たちによる新たな試みで街が再び活気づいているとの歴史があるとの事。まずはナビの目的地を「1988 CAFE SHOZO」に設定して向かうこと3時間。
もうすぐ目的地だというのに普通の地方の駅前という風情だったので、雑誌に踊らされたかと思いながら目的の通りに着くと、、急に中目黒的な服装の人やカフェや家具屋が現れ始めました。
沢山良いお店があったのですが、中でも印象的だったお店をいくつか紹介させてもらいます。
「1988 CAFE SHOZO」
街の人からももはやレジェンド扱いの黒磯の代表的カフェ。
飴色の店内で名物のスコーンをいただきました。砂糖の包みが素敵です。
「HOOKBOOKS」
1988 cafe shozoの近くの古本屋。
最近のリトルプレスから若い時に読んだ開高健の『オーパ!』までが置いてあり、ツボを刺激される本が一杯で、予定外の出費で3冊も買ってしまいました。。
「DEAR,FOLKS & FLOWERS」
HOOKBOOKSの下にある花屋。
壁紙と植物が相まって扉を開けた瞬間に別世界に。店で流れる古いジャズなどのセレクトされたCDやカセットテープなどもシビれます。
「tamiser kuroiso」
HOOKBOOKSの店員さんに教えてもらった少し離れた駅近くにある雑貨屋。
店主さんが平日は恵比寿「antiques tamiser」で日・月曜日のみ黒磯でこの店を営業。もとタクシー倉庫の建物を店舗(左下)+居住空間(右下)に改装したとの事で空間がオシャレでした。雑貨から古本や写真集まで置いてあり、ここでも欲しいものがあったけど本を買いすぎたので我慢(涙)
「Chus」
カフェ、バー、マルシェ、雑貨屋、宿泊施設など色々な楽しみ方が出来るお店。
食事も美味しく、広くて空間も気持ちいいので今回の旅で何度か訪れました。2Fにはハンモックもあります。
都心と違って、まだその土地には無い文化を発信していくにはパワーが必要だと思うのですが、あえてその道を選んでいる人達と接する中で自分のやっている事や居る場所への思いを感じ、大切なのは人はどこに居るかという事よりも、どこにいてもその場所で何をするかということなのかなという事でした。
それは土地に限らず自分が選んだ会社や環境でも同じ事が言えるのだろうなと思い、楽しみながらちょっと背筋が正されるような刺激も貰いました。
黒磯は川や山など自然も満喫出来る良い所なので、是非1度足を運んでみて下さい。
Profile
第2クリエティブ(エディトリアル) / narumiya
葛飾区に住み始めて早数年。下町の空気がすっかり馴染んできました。
Favorite Item:デザインを組む時から事務作業まで以外に使う機会の多いに計算機。スペインのMILAM社のシンプルな計算機ですが色や数字のフォントが気に入っていてずっと使っています。