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アニメーターが主役のドラマ

上井
Mar 14,2019

スーパーからチキンラーメンが消えた!? コンビニにも置いてない〜!

...なんて声がSNSにこだましたのはつい最近のこと。

こんにちは、クリエイティブチームの上井です。

その声が散見された発端は、現在放送中の朝ドラ「まんぷく」によるもの。

作品が盛り上がるにつれ物語の核となる「チキンラーメン」に人々が大注目、こぞって手を伸ばしたそうです。

webや口コミなど様々な情報源が成長を続ける昨今とはいえ、マスコミ四媒体・特にテレビの影響はまだまだ大きいものですね。

新作を発表するたびに世間を賑わせるNHK・朝ドラ。

みなさんは記念すべき100作目となる次回の作品をもうご存知ですか?

その作品のタイトルは「なつぞら」

第二次大戦後、アメリカの「漫画映画」から"絵が動く"ことに魅了された主人公・なつが、夢を追いかけアニメーションの世界へ飛び込んでいくストーリー。

natsuzora.jpgのサムネイル画像

画像引用元 : https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

この「なつぞら」は原作の無いオリジナル作品と銘打っていますが、広瀬すず演じる主人公・なつにはモデルが存在します。

それは東映動画出身のアニメーター・奥山 玲子(おくやま れいこ)さん。

有名どころでは「白蛇伝」「太陽の王子 ホルスの大冒険」「火垂るの墓」などに参加。日本における商業アニメーションの発展時代で活躍されました。

奥山さんが活躍された1960〜70年代は、今より女性の就労率が圧倒的に少なかった時代。当時から実力・才能主義の世界でしたが、それでも女性アニメーターに対する差別と圧力は存在していたとのこと。その時代のさなか、奥山さんは女性アニメーターの地位確立・実力を遺憾なく発揮できる現場の構築に尽力してきたと、多くの同業者がふり返ります。

あくまでモデルとのことで、「なつぞら」は奥山さんの自伝作品ではありません。

しかし日本の商業アニメーションの礎を歩まれた奥山さんの人となりやアニメに対する姿勢などは、きっと色濃く反映してくれるだろうと期待しています。


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今作品の時代考証を担うのは、奥山さんのご主人である小田部 羊一(こたべ よういち)さん。アニメファンのみならず、任天堂ファンには馴染みのあるお名前ではないでしょうか。

「母をたずねて三千里」は小田部さんがキャラクターデザインを、その補佐&作画監督を奥山さんが担当され、夫婦共演の代表作といわれています。

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劇中のアニメーション監修を担当するのはスタジオジブリの動画検査出身・舘野 仁美(たての ひとみ)さん。以前このブログで紹介した、西荻窪のアニメーションカフェ「ササユリカフェ」のオーナーです。

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題字&メインイラストには、刈谷 仁美(かりや ひとみ)さん( @KRY_aia )が抜擢されました。
低賃金問題に直面する新人アニメーターの生活を支援する機関「 新人アニメーター寮 」出身の彼女は、つい先日「 東京アニメアワードフェスティバル 」アニメ オブ ザ イヤー部門・個人賞に輝いた若きホープです。

商業作品への参加はまだまだ少ない方ではありますが、「なつぞら」での展開も含めて、今後の活躍に大注目です!

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そして今作の「北海道・十勝編」には十数年来のファンであるTEAM NACS・安田顕さん、戸次重幸さん、音尾琢真さんが出演されるとのこと。個人的にはお三方の活躍も期待しています^-^

宣伝記事になりましたが、この作品を通して多くの人が「アニメーター」なるものを知り、少しでも興味を持ってもらえるのなら、アニメーターファンの私は何より嬉しく思います。

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▼NHK連続テレビ小説「なつぞら」4月1日(月) 〜 NHK総合にて放送
https://www.nhk.or.jp/natsuzora/

▼2007年に逝去された奥山さんを偲ぶファンページ
http://www.yk.rim.or.jp/~rst/rabo/okuyama/okuyamareiko.html

Profile

第1クリエティブ(Web) / uwai

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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