東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
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誕生50周年にちなんで
高橋
Jun 22,2021
第1クリエイティブの高橋です。50歳のサプライズ誕生会はとても嬉しく大切な思い出となりました。 digのみんなには本当に感謝です。
ちなみに今年で半世紀を迎える同級生にはカップヌードル、仮面ライダー、それに日本マクドナルドといった有名どころも。
そこで今日は50年つながりということで、絵本作家デビュー50周年のせなけいこさんについて語ろうと思います。
現在も全国で個展が巡回中ですが、私はその皮切りとなった2019年7月の横須賀美術館「せなけいこ展」に足を運びました。
実は私は子どもの頃は彼女の絵本が苦手でした。おばけやゆうれいが登場するし、ちょっと怖かったのです。 ところが私の息子はこのおばけシリーズが大好き。何度もせがまれ読んでいるうちに、不思議と少しずつはまっていきました。
まず、いろんな作品がありますが、どれもひと目でそれとわかるユニークなビジュアルが魅力的なのです。せなさんの作品は、色画用紙に包装紙やチラシなど身近な素材を使った貼り絵で作られています。
恥ずかしながら原画を見るまで全てが貼り絵だとは知りませんでした。
子育てのかたわらで、絵の具より貼り絵の方が中断しながらの制作に適していたという理由に納得。ハサミで切るか手でちぎるかは都度、情景や絵を見ながら決めていたとか。
手でちぎれば柔らかくなるとは限らないとの説明に、緻密な制作風景を思い浮かべ、何気なくめくっていた1頁がとても貴重に思えるのでした。
せなさんは長い下積みを経て37歳のときに絵本作家としてのデビューを果たします。
代表作「いやだいやだ」が生み出されるまで18年も仕事や家事、子育てをしながら、制作への情熱を持ち続けられとは、本当にすごい。
東欧やデンマークの絵本やアニメの興味がこうじてチェコ語まで勉強されたとか、何かを成し遂げる方は追求する姿勢も半端ないとひたすら驚嘆するばかりです。
作り手として自分も頑張らねば!という刺激をいただきました。
ちなみに、横須賀美術館に訪れた頃はまだコロナ禍がはじまる前でした。
海が一望できるロケーションと眼の前に広がる芝生が印象的でした。 その他にも館内のVIはわかりやすく可愛らしいデザインで、グラフィックデザイナーの廣村正彰さんが手がけていたり、 併設のレストランは「アクアパッツァ」の日高シェフがプロデュースしたお店だったり、美術関連の書籍を集めた図書室もあり、 訪れるだけでも価値のある美術館でした。
ちなみに今年で半世紀を迎える同級生にはカップヌードル、仮面ライダー、それに日本マクドナルドといった有名どころも。
そこで今日は50年つながりということで、絵本作家デビュー50周年のせなけいこさんについて語ろうと思います。
現在も全国で個展が巡回中ですが、私はその皮切りとなった2019年7月の横須賀美術館「せなけいこ展」に足を運びました。
実は私は子どもの頃は彼女の絵本が苦手でした。おばけやゆうれいが登場するし、ちょっと怖かったのです。 ところが私の息子はこのおばけシリーズが大好き。何度もせがまれ読んでいるうちに、不思議と少しずつはまっていきました。
まず、いろんな作品がありますが、どれもひと目でそれとわかるユニークなビジュアルが魅力的なのです。せなさんの作品は、色画用紙に包装紙やチラシなど身近な素材を使った貼り絵で作られています。
恥ずかしながら原画を見るまで全てが貼り絵だとは知りませんでした。
子育てのかたわらで、絵の具より貼り絵の方が中断しながらの制作に適していたという理由に納得。ハサミで切るか手でちぎるかは都度、情景や絵を見ながら決めていたとか。
手でちぎれば柔らかくなるとは限らないとの説明に、緻密な制作風景を思い浮かべ、何気なくめくっていた1頁がとても貴重に思えるのでした。
せなさんは長い下積みを経て37歳のときに絵本作家としてのデビューを果たします。
代表作「いやだいやだ」が生み出されるまで18年も仕事や家事、子育てをしながら、制作への情熱を持ち続けられとは、本当にすごい。
東欧やデンマークの絵本やアニメの興味がこうじてチェコ語まで勉強されたとか、何かを成し遂げる方は追求する姿勢も半端ないとひたすら驚嘆するばかりです。
作り手として自分も頑張らねば!という刺激をいただきました。
ちなみに、横須賀美術館に訪れた頃はまだコロナ禍がはじまる前でした。
海が一望できるロケーションと眼の前に広がる芝生が印象的でした。 その他にも館内のVIはわかりやすく可愛らしいデザインで、グラフィックデザイナーの廣村正彰さんが手がけていたり、 併設のレストランは「アクアパッツァ」の日高シェフがプロデュースしたお店だったり、美術関連の書籍を集めた図書室もあり、 訪れるだけでも価値のある美術館でした。