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書を買い込み、家にいよう
はじめまして。第2クリエイティブチームの永田です。
愛知県出身、好きな食べ物はカレーとラーメンと餃子です。
よろしくお願いいたします!
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コロナ禍真っ只中に入社して1年半。
以前と違って家で過ごす時間が増え...なんて言ってみたいところですが、
わたしはもともと読書が趣味の超インドア派。
寺山修司の『書を捨てよ、町へ出よう』という有名な作品がありますが、
逆も逆、コロナ禍の生活スタイルが苦になるどころか
ステイホームを言い訳に以前にも増して本を買いまくり、
家の中は本だらけ、すっかり収拾がつかなくなっています。
もともと祖父と母が非常に本を読む人で、
小さい頃から周りに本がたくさんある環境で育ちました。
特に祖父は蔵書の量が多く、2000冊以上所有していたようです。
祖父の小さな部屋に膨大な量の本が積み上がっているのを見て
子供ながらにすごいなあ、いいなあと感じていました。
...ということもあり、本は絶対に紙で買う派。
本は多ければ多いほど最高、ということで買いはすれども売りはせず、
本が増えていく一方の我が家の様子を一部、紹介したいと思います。
我が家の一番大きな本棚。
特にジャンル分けなどせず適当に並べているので
本を探すのに非常に時間がかかります。雑な性格がよく出ていますね...。
古本屋のように色んなジャンルの本が雑多にびっちり並んでいる状態が
とても好きなので、まあこれはこれで良しということにしています。
レコードラックの上。
我が家ではちょっとでもスペースがあればすぐ本が積まれていきます。
奥にあるのはわたしが一番好きな作家、古井由吉さんの全集です。
前職の退職祝い兼digへの就職祝いとしてプレゼントしてもらいました。
わたしが死んだら全巻棺桶に入れて欲しいです。
もともとオシャレ〜〜と思って買った本棚ですが、
本が積まれすぎ&詰まりすぎで本来のポテンシャルを
全く発揮できなくなっています。
下に『現代思想』のドストエフスキー特集がありますが、
最近はロシア文学を中心に、今は『カラマーゾフの兄弟』と格闘しています。
(関係ないですが左上にいるカメの諭吉はずっとオスだと思って飼っていたところ、
突然無精卵を生んでメスだということがわかり仰天しました...。)
入りきっていない本たちです。我ながらひどい...。
本棚の増設が追いつかず、引っ越しのダンボールに入れたまま2年以上が経ち
どこに何の本があるのか全くわからなくなっており、ここに読みたい本がある場合は
「絶対あるけど探すのが面倒すぎるから諦めるorもう一冊買う」という状態です。
このほかにも食卓、ベッド脇、洋服ラックの上、脱衣所、
家中至るところに本が置いてあり、ここ数年で本当に増えたなと感じます。
もちろん電子書籍にすれば場所もとらずすぐに読めて
とても便利だろうなとは思うのですが、
やはり紙の本にはそれ特有の魅力があります。
本という小さなパッケージに、様々な人の人生や感情、
知見がぎゅっと詰まっている、
そのずっしりした重さを手に感じながら本を読むのが、
わたしはとても好きなのです。
でも、色々理由はあれど、結局は幼い頃に覗いた本だらけの祖父の部屋に
ずっと憧れている自分がいるんですよね。
これが、わたしが紙の本を買う一番の理由なのだと思います。
まだまだあの部屋には程遠いですが、
今年もたくさん本を読み、本を積み上げ、本棚をぎゅうぎゅうにしながら
たくさんの素敵な物語に出会いたいなと思います!