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ストリートアート展に行ってみた
初めましてWEBデザインチームの中島です。
渋谷のストリームホールで、ストリートアート展が開催されていたので、先日行ってみました!
国内外49名アーティスト約100作品が展示されているとのことで、2025年3月23日まで開催されています。
https://street-art-revolution.jp/
エントランスでは早速ストリートアートを思わせる作品が並んでおり、期待感を煽られます。
年代別でエリア分けされており、そのエントランスには簡単なヒストーリーの説明がありました。
ストリートアートの歴史に興味が湧いてきたので、個人的にも調べてみました、、、
ストリートアートの原点は、1920年から30年代にかけて、ニューヨークでギャングたちが電車の車体や壁に描いた「グラフィティ(落書き)」だとされているそうです。
当時のギャングたちは自分たちのテリトリーを示すために「タグ(Tag)」と呼ばれる個人や集団のマークを描いて回っていたそうで、それが1970年に入ると、ニューヨークのグラフィティライターたちが、より精巧で様式化された複雑なタグを作り始め、コンセプト性の高いアートへと進化していったそうです。
僕の主観ですが、昔のストリートアートは非合法で、アンダーグラウンドなイメージがあったのでギャングが発祥というのに、納得感を感じました。
70年代から80年台、NY市は世界で一番危険な都市と言われるほど犯罪が多かったそうです、その対策として地下鉄のグラフィティ(落書き)を徹底してなくしていったそうで、その結果治安がとても良くなっていったのは有名な話です。
上の画像は70年代NYの地下鉄の画像です、日本ではありえないような光景で、とても危険で異様な雰囲気を感じます。その反面、アートとしての魅力も感じます。
70年代のNYということもあり、オールドスクール感というか単純に地下鉄や街が絵になっていて、それにグラフィティがとてもマッチしているように感じます。
落書などの犯罪は絶対にあってはならないことですが、当時のNYにストリートアートがマッチしていて、魅力的に見えるのではないかとおもいました。
現代のストリートアートでは進化を遂げ非合法なイメージはほとんどなく、一つのアートジャンルとして認識されているとおもいますが、発展していく中で上記したような歴史もあると思うと、とても感慨深いなぁ、、、とおもいました。
前書きが長くなりすいません、、、ここからは展示されている作品を一部紹介させていただきます
有名なTaki 183とは、当時ニューヨークに住んでいた子供、ディミトリウス君のニックネーム。
子供の落書きでしたが、1971 年の夏にニューヨーク タイムズに記事が掲載され有名になったそうです。
ストリートから有名になったパイオニア的な人物とされています。
数は少なかったですが、ジャン=ミシェル・バスキアやキース・ヘリングの作品も展示されていました。
キャラクターを使用した作品。
日本のアニメキャラクターも使用されていたりしたので、アニメ好きな方にもおすすめです
文字を大胆に使用した作品。ストリートアートには良く文字が使われているので、強いメッセージ性があるとおもいます。
展覧会の目玉であるバンクシーの作品です、展示数も多くとても見応えがありました。
戦争や政治を皮肉ったような作品が多く、平和を訴えるようなメッセージ性を強く感じます。
バンクシーは僕が思っていたよりも結構すごいアーティストみたいで、彼(?)の登場によりストリートアートの価値が大きく上がり、多くのアーティストが世界のアート市場で活躍する場を与えるほど影響力があるようです。
「バンクシー登場前」と「バンクシー登場後」ではストリートアートの価値が全く違うみたいですね。
ストリートアートの醍醐味はやはり、身近にアートを感じれるところだとおもいます。
ポップで分かりやすく、メッセージ性も強いので、アート鑑賞初心者でも楽しめるのではないかとおもいます!