東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
仕事で大切なことって何だろう?
Mar 07,2018
今日は人材の話です。
厚生労働省が発表した2017年11月の有効求人倍率は1.56倍で、1974年以来43年ぶりの高水準とのこと。(2018年2月時点で8年連続44年ぶりの水準)
有効求人倍率とは、ハローワークに登録されている「求人件数」を「応募者の数」で割ったもので、前の月から繰り越された数との累計になります。
一方でもう1つ、国内の景気判断を行う重要な指標とされるのが新規求人倍率です。
こちらは、当月に求職登録された数と新規求職者数から算出されます。
2017年11月の新規求人倍率は2.37倍となり、1973年11月(2.36倍)を上回って過去最高を更新しました。
働くことの意義って何なんだろうか?
職を求める1人に対して4.2件の求人案件があるということになります。
ちなみに2009年のリーマンショックの直後の倍率は、0.47倍でした。
1人に対して0.2件の求人しかないことになります。
さらに現在、転職希望者は前月の123%、求人数は2008年1月以来の最高値を4カ月更新しています。
これはどういうことかというと、現在マーケットは明らかにどこも人材不足で、少しでも優秀な人材を獲得するために企業が提示する条件もどんどん高くなっており、求人側も選び放題という状況が続いているということです。
テレビを見ていても、最近求人のCMがやたら多くなっていることに気がつくでしょう。
人材紹介業も、今までは採用したら本人年収の30%を手数料としていましたが、それが35%に引き上げられました。
ハッタリで自分を高く売ることが可能な時でもあるのです。
取引先を見ていても、今どんどん人が動いていることを感じます。
しかし、この状況はいつまでも続くわけではありません。
ハッタリで転職しても、その先で待ち受けているものが必ずあります。
ちなみに2009年のリーマンショックの直後の倍率は、0.47倍でした。
1人に対して0.2件の求人しかないことになります。
さらに現在、転職希望者は前月の123%、求人数は2008年1月以来の最高値を4カ月更新しています。
これはどういうことかというと、現在マーケットは明らかにどこも人材不足で、少しでも優秀な人材を獲得するために企業が提示する条件もどんどん高くなっており、求人側も選び放題という状況が続いているということです。
テレビを見ていても、最近求人のCMがやたら多くなっていることに気がつくでしょう。
人材紹介業も、今までは採用したら本人年収の30%を手数料としていましたが、それが35%に引き上げられました。
ハッタリで自分を高く売ることが可能な時でもあるのです。
取引先を見ていても、今どんどん人が動いていることを感じます。
しかし、この状況はいつまでも続くわけではありません。
ハッタリで転職しても、その先で待ち受けているものが必ずあります。
毎日新聞2/4の記事から。1973年以来の好景気とのこと。
一方で求職者の価値観も大きく変わりました。
経験を積んで修行したいという人より、ゆるーく働きたいという人の方が増えている気がします。
電通の問題もあって、国も働き方改革に動き出しました。
「頑張らない」が新しい価値観になっているのかなぁ。。。
仕事で成長したいという人がどんどん減っている、というより仕事そのものが自分のモチベーションにつながる必要もないという風潮なのでしょうかね。
そんな状況下で、求職者が企業の求人で重視しているのが「拘束時間が短い」「福利厚生が充実している」という項目なのです。
生活ができるお金がもらえればそれでいい、
プライベートの好きな時間を最優先したい、
組織内で出世という概念自体に共感できない、
重要なポジションになって責任は取りたくない、
そういう話を聞いていると、
それって派遣スタッフの働き方と何が違うのだろう?
そもそも組織に帰属している意味って何だろう?
これから日本ってどうなっちゃうのだろう?
と思ってしまうのです。
業務委託、ノマドワーカー、在宅勤務、時短、副業・・・益々多様化する働き方。
選択肢もたくさんあるし、仕事が自分のモチベーションにつながらなくてもよい
ゆる~くフラットで(ずっと独立ヒラ社員で)やっていきたい。
人の価値観ってそれぞれだけど、本当にそれでいいのかなぁ
派遣のような働き方で成長を実現できるのだろうか?
というか、そもそも成長を求めていない人が圧倒的に多いんですよね、きっと。
そんな疑問が沸いてきます。
経験を積んで修行したいという人より、ゆるーく働きたいという人の方が増えている気がします。
電通の問題もあって、国も働き方改革に動き出しました。
「頑張らない」が新しい価値観になっているのかなぁ。。。
仕事で成長したいという人がどんどん減っている、というより仕事そのものが自分のモチベーションにつながる必要もないという風潮なのでしょうかね。
そんな状況下で、求職者が企業の求人で重視しているのが「拘束時間が短い」「福利厚生が充実している」という項目なのです。
生活ができるお金がもらえればそれでいい、
プライベートの好きな時間を最優先したい、
組織内で出世という概念自体に共感できない、
重要なポジションになって責任は取りたくない、
そういう話を聞いていると、
それって派遣スタッフの働き方と何が違うのだろう?
そもそも組織に帰属している意味って何だろう?
これから日本ってどうなっちゃうのだろう?
と思ってしまうのです。
業務委託、ノマドワーカー、在宅勤務、時短、副業・・・益々多様化する働き方。
選択肢もたくさんあるし、仕事が自分のモチベーションにつながらなくてもよい
ゆる~くフラットで(ずっと独立ヒラ社員で)やっていきたい。
人の価値観ってそれぞれだけど、本当にそれでいいのかなぁ
派遣のような働き方で成長を実現できるのだろうか?
というか、そもそも成長を求めていない人が圧倒的に多いんですよね、きっと。
そんな疑問が沸いてきます。
同じく毎日新聞から。好景気と言っても全業種がそうではないというデータ
2つ伝えたいことがあります
いろんな職業がある中で、少なくともクリエイティブは「やりたい」から選ぶ職なんじゃないのかなということ。
「拘束時間が短い」「福利厚生が充実している」、でもその前にまず、「やりたいから」っていう理由はないのかなと。
自分は信念を持ってこの仕事をやっていますが、それをみんなに強要するつもりはありません。
でも、好きじゃなくてもできる仕事、ルールに沿ったルーティンの制作物のみを求められる仕事なら、うちのような会社にいる必要はないと思います。
会社として、多様化する働き方の変化を見ないわけにはいきません。
だから、好きなことができて、基本早く帰れて、お金が同じ企業規模の平均以上もらえる会社
それを目指さなければならない。
同じように聞こえるけど、「好きなことができて」という部分が重要だと思います。
派遣のような働き方では実現できないことがあります。
お金をもらう以上、プロであることが大切ですね。
向上心が必要だし、好きなことだから成長したい想いがあるはず。
そして経験していない人は知らないだろうけれど、大企業にある無駄な苦労はしなくてよい。
そして大切なことだけど、仕事に難しい局面は必ず来る、その時それを乗り越える努力はしてほしい。
2つめは出世というワードです。
かなり前の話ですが、自分が大企業に在籍していた時、確かに自分も出世という概念には共感できませんでした。
組織に所属しながらお金を多くもらうためには出世しかありません。
同年入社の賞与査定がどうとか、名刺につく肩書がどうとか、同期や先輩がそんなことばかり話しているのを横目に、そこに集中できない、求めない自分は完全に負け犬だと感じていました。
世の中全体の価値観がそうだったからです。
時代は変わりました。
右肩上がりの時代は終わって、お金が幸せの基準でもなくなりました。
1番に出世を目指さなくてもいいから、誰かに求められる人になって欲しい。
クライアント、上司、先輩、同期、後輩、
クライアントは仕事の成果のみを求めるけれど、そういう意味だけではなくて、一緒に働きたい、あいつとやりたいって思える人になって欲しい。
それが働く楽しさ・幸せにつながると思います。
一緒にできる仲間であるかどうか。
派遣の人と働いてもそうした感情はあまり生まれてこないと思います。
プロジェクトを共に進めるクライアントにとっても基本は同じでしょう。
そこにあるのは成果ではなく、信頼です。
共に働く人に信頼される人にならないといけない。
僕たちのような制作会社は、常に拘束時間と報酬という2点が問われ続けます。
自分も何度も何度も、何十回も何百回も繰り返し悩み、考え、今もそれは続いています。
クリエイティブという、この物凄く厄介で特殊な職業、それに正面から向き合って考え、みんなを引っ張っていかなければならないのです。
考えても考えても明確な答えは出ない。
そのもどかしさを抱えながら、前に進まなければならない。
それは自分が選んでしまったから。
いろんな職業がある中で、少なくともクリエイティブは「やりたい」から選ぶ職なんじゃないのかなということ。
「拘束時間が短い」「福利厚生が充実している」、でもその前にまず、「やりたいから」っていう理由はないのかなと。
自分は信念を持ってこの仕事をやっていますが、それをみんなに強要するつもりはありません。
でも、好きじゃなくてもできる仕事、ルールに沿ったルーティンの制作物のみを求められる仕事なら、うちのような会社にいる必要はないと思います。
会社として、多様化する働き方の変化を見ないわけにはいきません。
だから、好きなことができて、基本早く帰れて、お金が同じ企業規模の平均以上もらえる会社
それを目指さなければならない。
同じように聞こえるけど、「好きなことができて」という部分が重要だと思います。
派遣のような働き方では実現できないことがあります。
お金をもらう以上、プロであることが大切ですね。
向上心が必要だし、好きなことだから成長したい想いがあるはず。
そして経験していない人は知らないだろうけれど、大企業にある無駄な苦労はしなくてよい。
そして大切なことだけど、仕事に難しい局面は必ず来る、その時それを乗り越える努力はしてほしい。
2つめは出世というワードです。
かなり前の話ですが、自分が大企業に在籍していた時、確かに自分も出世という概念には共感できませんでした。
組織に所属しながらお金を多くもらうためには出世しかありません。
同年入社の賞与査定がどうとか、名刺につく肩書がどうとか、同期や先輩がそんなことばかり話しているのを横目に、そこに集中できない、求めない自分は完全に負け犬だと感じていました。
世の中全体の価値観がそうだったからです。
時代は変わりました。
右肩上がりの時代は終わって、お金が幸せの基準でもなくなりました。
1番に出世を目指さなくてもいいから、誰かに求められる人になって欲しい。
クライアント、上司、先輩、同期、後輩、
クライアントは仕事の成果のみを求めるけれど、そういう意味だけではなくて、一緒に働きたい、あいつとやりたいって思える人になって欲しい。
それが働く楽しさ・幸せにつながると思います。
一緒にできる仲間であるかどうか。
派遣の人と働いてもそうした感情はあまり生まれてこないと思います。
プロジェクトを共に進めるクライアントにとっても基本は同じでしょう。
そこにあるのは成果ではなく、信頼です。
共に働く人に信頼される人にならないといけない。
僕たちのような制作会社は、常に拘束時間と報酬という2点が問われ続けます。
自分も何度も何度も、何十回も何百回も繰り返し悩み、考え、今もそれは続いています。
クリエイティブという、この物凄く厄介で特殊な職業、それに正面から向き合って考え、みんなを引っ張っていかなければならないのです。
考えても考えても明確な答えは出ない。
そのもどかしさを抱えながら、前に進まなければならない。
それは自分が選んでしまったから。