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ハイ・ファイ・セット/フィーリング 1976

音楽
Apr 06,2018

前回紹介したハイ・ファイ・セットの最大のヒット曲です。

ブラジルのシンガーソングライター、モーリス・アルバートの「愛のフィーリング」をベースに、なかにし礼が日本語の歌詞をつけたカバー曲です。

これが大ヒット。

第28回NHK紅白歌合戦にも出場しました。

いい曲なんですよね。これも。
ハイ・ファイ・セットと言えば、「卒業写真」ですが、それと並ぶヒット曲です。
個人的には「土曜の夜は羽田に来るの」という曲が大好きです。
土曜の夜という響き、昭和時代の特別な場所だった羽田、ワクワクする2つのワードを組み合わせたユーミンの素敵な歌詞です。
グループの名付け親は細野晴臣。
ハイ・ファイ・セットのメンバー3人は、以前はフォークシンガーグループ「赤い鳥」のメンバーでした。
「赤い鳥」は、「翼をください」(これも名曲)でのヒットで知られる大阪のグループですが、音楽的な方向性の違いから、ハイ・ファイ・セットと紙ふうせんに分裂します。
以前ブログで、村上ポンタ秀一が在籍していた頃の「赤い鳥」が、ライブで演奏する「翼をください」を紹介しましたが、最高ですよね。
↓↓こちら
http://blog.10-1000.jp/cat34/001209.html

フォークを追求する紙ふうせんに対して、荒井由実のカバーなどで、日本語のポップスを追求したハイ・ファイ・セット。
70年代のアメリカのグループ「フィフスディメンション」みたいでカッコいいです。



ハイ・ファイ・セットは、1994年まで活動して解散します。
その翌年、メンバーの一人が金庫破りで逮捕されるというニュースがありました。
当時、これを聞いてめちゃめちゃショックを受けましたね。
金庫破りという映画みたいな犯罪にもびっくりしましたが、その事件に好きなハイ・ファイ・セットが関わっていたなんて。。
まさに栄光の光と影って感じです。

でもこうしたフォークでもポップスでも、またジャズでもロックでもない。
音楽に限らず、1つのジャンルに括れないクロスオーバーなものって時代が変わっても常に魅力的ですね。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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