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どのスタイルにもあうジェンダーレスな照明器具

インテリア
Apr 09,2020

いま部屋の中にずっといる人も多いと思いますが、そんな時は部屋のインテリアを少し見直すことを考えて気を紛らわしましょう!

今日はそんな話です。

照明器具って生活の中で結構重要だと思います。

灯りで随分と空間の雰囲気が変わり、それに合わせて生活するスタイルも変わるからです。

そして1度購入した後、ほとんどの場合買い換えないのが照明でしょう。

だから何を選ぶかは、結構重要だと思います。

自宅のリビングに新しいペンダントライトを3つ設置しました
自宅のリビングのライトを交換することになりました。
10年近く使ったかなぁ。
ドイツ人の照明デザイナー インゴ・マウラー(Ingo Maurer)がデザインしたツェッツル(Zettel'z)というペンダントライトを使っていました。
インゴ・マウラーの名前は、インテリアデザインに関係する人ならきっと知っていると思います。
有名なのは裸電球に天使のような羽が2枚ついたバーディーという照明器具ですね。
昔はスカしたバーなどに行くと、よく使われていたものです。
チッテリオのテーブルにインゴ・マウラーのライト。ベリーニの椅子。
壁一面に絵を貼っていた空間には合っていて気に入ってたんですが。
ツェッツル(Zettel'z)は、網状の筒の中心部に灯りがセットされていて、その網に色々な方向から自由に細い鉄の棒を差し込み、付属の和紙をクリップで棒に留めて使用するというもの。
クリップに挟んだたくさんの和紙がシェードの役割を果たし、美しく柔らかい光を届けるという仕組みになっています。
ライトには棒と和紙、クリップが80セット付属していますが、そのうち40枚は白紙の紙なので、それには自由に自分で絵を描いてぶら下げることができます。
自分だけのギャラリーにもなる、とても楽しい照明器具です。
小さい子供がいる家庭には、思い出のライトになるので特に良いと思いますよ。
描いた絵をクリップで棒に挟んでぶら下げるようになっています。
デメリットは2つ。
以前このブログにも書きましたが、光源がハロゲンライトのため、ライトの直下がめっちゃ熱くなります。
コンビニのレジ横にあるから揚げのように、ライトの下に置いた料理は冷めません!
アイスクリームは速攻で溶けますw
電球が切れた時に交換するハロゲンライトの値段がそこそこ高いのもデメリットかな。
2つめは和紙にホコリが溜まることです。
和紙は風合いがあって、とてもよい紙なのですが、ざらざらした半紙のような紙なのでホコリがたまりやすいのです。
掃除機で吸うにしても紙なので、この掃除はしにくいです。
子供が描いた絵をぶら下げておくのはとてもよいアイデア
和紙がシェードとなって柔らかい光の影が天井にも
自宅のリビングに吊ってあったこのライト、ハロゲンライトの接触が悪いみたいで時々つかなくなったりしてたんですが、その時でも叩くと再びついたりしたのでw、今回もそれで治そうとしたらバチってショートして以後つかなくなり。。。
買い換えなければならなくなりました。
でも何にしよう?
北欧好きなので照明は必ずPHとか、そういう人って結構いますが、自分は〇〇風みたいなわかりやすいスタイルに迎合するのはどうにも馴染めず・・・
今回は以前のように、ヤマギワやFLOSを、とことん調べまくって選ぶという行動は取りませんでした。(そんな時代の気分でもないように感じ、、)
選んだのは、フリッツ・ハンセンが扱っているカラヴァッジオです。

デザインは、デンマーク人の女性デザイナー セシリエ・マンツ。
カラヴァッジオといえば、強い陰影のコントラストの絵で知られるイタリアの画家の名前。
しかし名前に反してこの照明器具は、女性らしく繊細でフェミニンなフォルム、優しい光源が特徴です。
シェードの長さで、座った際に直接電球の光源が目に入らないようにデザインされています。
選んだ理由は色ですね。
自宅のリビングは、ソファ、テーブル、カーペットがすべてグレーなのでそれに合う照明器具ということで。
カラヴァッジオには、微妙な色の違いで美しいマットなグレーが複数用意されています。
マットなグレー、というのがポイントですね。
ありそうでない
今はこのライトの下で勉強したり、ご飯を食べたり
今はインテリアもファッション同様、固有のスタイルを持たない時代になっていると思います(北欧好きの一部のカサカサリネン女子を除く)
セシリエ・マンツのカラヴァッジオは、モードでもレトロでもない、今の時代と呼吸するようなボーダーのデザイン。
自宅で実際に使ってみて、この照明器具が気に入ったので、クライアントへの空間提案にも取り入れています。
実際に使ってみた方が他人への提案に説得力がありますからね。

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
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