東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
父 松本正彦の新刊が出ました
Feb 17,2022
最近は残念なニュースが続きました。
このブログでも書きましたが、父の友人であり、同じ出版社で一緒に描いていた仲間が、2名続けて亡くなってしまったこと。
ちくま書房から出た新刊「書痴マンガ」。父の作品が収録されています
1人はゴルゴ13の劇画で知られるさいとう・たかをさん。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2021/12/-1-2.html
そしてもう一人は、多くの野球漫画を描いた水島新司さん。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2022/01/post-118.html
お二人とも父だけではなく、自分とも直接交流がありましたので、とても残念です。
コロナにより、先週開かれる予定だったさいとうさんのお別れ会も延期になってしまいました。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2021/12/-1-2.html
そしてもう一人は、多くの野球漫画を描いた水島新司さん。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2022/01/post-118.html
お二人とも父だけではなく、自分とも直接交流がありましたので、とても残念です。
コロナにより、先週開かれる予定だったさいとうさんのお別れ会も延期になってしまいました。
サイズは文庫判なので持ちやすいです
さいとうさん、水島さん、お二人からは、直接父のことについて聞く機会がありました。
お二人とも父のことをリスペクトしていて、それが僕にとっては本当に衝撃的でした。
1人のクリエーターとして、一人の男としての父については、それまで誰からも聞いたことがなく、僕が知っている父は、いつも家にいて何かを描いている口数の少ない優しい父でしかなく、お二人から聞く父のイメージは自分の知っている父の姿とはあまりにもかけ離れていて、信じられないという感想しかありませんでした。
裕福な家庭に生まれながらも、早くに父親を亡くしたことで生活は困窮し、母親と妹との3人の生活を守るために、大黒柱として19歳で漫画というジャンルを選んだ父。
それだけ漫画が好きだったということに違いありませんが、家族は、そして何より本人はどう感じていただろう?
子供の頃から僕に一切漫画を読ませなかった父からは、感じるものがありました。
お二人とも父のことをリスペクトしていて、それが僕にとっては本当に衝撃的でした。
1人のクリエーターとして、一人の男としての父については、それまで誰からも聞いたことがなく、僕が知っている父は、いつも家にいて何かを描いている口数の少ない優しい父でしかなく、お二人から聞く父のイメージは自分の知っている父の姿とはあまりにもかけ離れていて、信じられないという感想しかありませんでした。
裕福な家庭に生まれながらも、早くに父親を亡くしたことで生活は困窮し、母親と妹との3人の生活を守るために、大黒柱として19歳で漫画というジャンルを選んだ父。
それだけ漫画が好きだったということに違いありませんが、家族は、そして何より本人はどう感じていただろう?
子供の頃から僕に一切漫画を読ませなかった父からは、感じるものがありました。
左から、辰巳ヨシヒロ、松本正彦、さちとう・たかを。場所は大阪の法善寺横丁です
父から当時のことをもっと聞いてみたかった。
そんなことを思っている中、先月、父の作品が収録された新刊が出ました。
ちくま書房から発売されて、いま書店でもオンラインでも販売されています。
タイトルは「書痴マンガ」
価格は、858円です。
https://www.amazon.co.jp/%E6%9B%B8%E7%97%B4%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E8%8B%B1%E7%94%9F/dp/4480437967
劇画を生み出すことに全てを掛け、苦悩する3人。
さいとう・たかを、辰巳ヨシヒロ、そして僕の父 松本正彦、3人が新しいマンガ表現=劇画に掛ける情熱を描いた作品「劇画バカたち!」の第1話が収録された単行本です。
20歳の時の父が、さいとうさんたち3人と、アパートの1室で共同生活をしながら、のちに一世を風靡する「劇画」という新しいマンガのジャンルを創造していく過程を本人自ら描いた自叙伝的な作品。
そんなことを思っている中、先月、父の作品が収録された新刊が出ました。
ちくま書房から発売されて、いま書店でもオンラインでも販売されています。
タイトルは「書痴マンガ」
価格は、858円です。
https://www.amazon.co.jp/%E6%9B%B8%E7%97%B4%E3%81%BE%E3%82%93%E3%81%8C-%E3%81%A1%E3%81%8F%E3%81%BE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E8%8B%B1%E7%94%9F/dp/4480437967
劇画を生み出すことに全てを掛け、苦悩する3人。
さいとう・たかを、辰巳ヨシヒロ、そして僕の父 松本正彦、3人が新しいマンガ表現=劇画に掛ける情熱を描いた作品「劇画バカたち!」の第1話が収録された単行本です。
20歳の時の父が、さいとうさんたち3人と、アパートの1室で共同生活をしながら、のちに一世を風靡する「劇画」という新しいマンガのジャンルを創造していく過程を本人自ら描いた自叙伝的な作品。
父の自伝的作品「劇画バカたち!!」。オリジナルは1979年出版
こちらは「劇画バカたち!!」フランス語版です。
大阪の食堂の2階で暮らした3人が生み出す劇画の革命
価格もお求めやすいので、興味がありましたらぜひ1度皆さんも読んでみてください。