東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
2020年代の渋谷系がやってきた!
Feb 16,2023
渋谷系っていう音楽ジャンル知ってますか?
90年代初頭にめっちゃ流行った音楽のジャンルなのですが、別に渋谷をメインに活動していたバンドじゃないのに、どして渋谷系って括りなのか、ナゾのジャンルでした。
当時今の渋谷のGUあたりにあったHMVの邦楽バイヤー(太田さん)が、店で販売する時に、売りやすいよう他の音楽と区別する目的で、オシャレ系の音だけを集めてつけた名称が「渋谷系」という説が濃厚です(当時HMV本社の人に聞きました)
何年振りかのスゴイ熱狂を見て、オドロキとリモートでは味わえない体験を。
田島貴男率いるオリジナル・ラヴ、オザケンと小山田圭吾によるフリッパーズ・ギター(ロリポップ・ソニック)、オリンピックで流れた「東京の夜は7時」のピチカートファイブ、このあたりは有名どころですね。(忘れてはならない、デザイナーの信藤三雄さん。RIP)
彼らはとても売れました。
しかし、田島貴男も小山田圭吾も学校は和光だし、全然渋谷系じゃない、むしろ多摩系なのです。
前も書きましたが、多摩こそがカルチャーの震源地、オシャレ系音楽の発信地だと強く言いたい!!!
ブルーハーツだって(マーシー)、古くはRCサクセションだって多摩系なのです。
渋谷系は元々メジャーで売れた音楽を指すのではなく、売れる手前のインディーズのバンドというカテゴリーでした。
複数のバンドに対して、売り出そうとしてつけた名称なので、当然目新しもの、まだ世の中で認知されていないものという存在で、今はみんな知らないだろうけどこれ聴けよ、キラっとしててお洒落だぜーっていう、言葉にすると、めちゃダサいですが、そういう存在でした。
オリジナル・ラヴもフリッパーズ・ギターも、多摩のガレージシーンから出てきたのです。
80年代の終わりに起きた多摩のGSブームとめちゃ関係あります。
この話は長くなるのでまた今度。
彼らはとても売れました。
しかし、田島貴男も小山田圭吾も学校は和光だし、全然渋谷系じゃない、むしろ多摩系なのです。
前も書きましたが、多摩こそがカルチャーの震源地、オシャレ系音楽の発信地だと強く言いたい!!!
ブルーハーツだって(マーシー)、古くはRCサクセションだって多摩系なのです。
渋谷系は元々メジャーで売れた音楽を指すのではなく、売れる手前のインディーズのバンドというカテゴリーでした。
複数のバンドに対して、売り出そうとしてつけた名称なので、当然目新しもの、まだ世の中で認知されていないものという存在で、今はみんな知らないだろうけどこれ聴けよ、キラっとしててお洒落だぜーっていう、言葉にすると、めちゃダサいですが、そういう存在でした。
オリジナル・ラヴもフリッパーズ・ギターも、多摩のガレージシーンから出てきたのです。
80年代の終わりに起きた多摩のGSブームとめちゃ関係あります。
この話は長くなるのでまた今度。
The New Mastersounds、熱狂のファンとカッコいい演奏だったなぁ。
クールスプーンとか、ワックワックリズムバンドとか、エスカレーターズ、ユカリフレッシュなどなど、メジャーに行かないバンド群も一応渋谷系で括られていました。
90年代初頭に起きた英国のACID JAZZのムーブメントと重なって、CLUB JAZZも渋谷系で括られていましたね。
パルコ全盛の時代です。
その中でもフリッパーズ・ギターのように商業主義を突き進み、全国規模で認知を広げる手前の状態、
いい感じでインディーズのエッジを残したまま、もっとも売れたのがラブ・タンバリンズというバンドでした。
東京だけかもしれないけれど、めっちゃブレイクしましたね。
商業主義に走らず、インディーズで尖っているのが良かった。
ラブ・タンバリンズをプロデュ―スした男、それが瀧見憲司でした。
彼が主催したCrue-L Records(クルーエル・レコーズ)は、ラブ・タンバリンズのこの1枚によって一躍渋谷系を代表するレーベルになります。
オリーブ少女が愛してやまないカヒミカリィも、このレーベル所属でした。
1発で10万枚のヒットを飛ばして、すぐ解散してしまったラブ・タンバリンズでボーカルを担当したエリーは、のちに藤原ヒロシとこのレーベルから別ユニットで再デビューします。
90年代初頭に起きた英国のACID JAZZのムーブメントと重なって、CLUB JAZZも渋谷系で括られていましたね。
パルコ全盛の時代です。
その中でもフリッパーズ・ギターのように商業主義を突き進み、全国規模で認知を広げる手前の状態、
いい感じでインディーズのエッジを残したまま、もっとも売れたのがラブ・タンバリンズというバンドでした。
東京だけかもしれないけれど、めっちゃブレイクしましたね。
商業主義に走らず、インディーズで尖っているのが良かった。
ラブ・タンバリンズをプロデュ―スした男、それが瀧見憲司でした。
彼が主催したCrue-L Records(クルーエル・レコーズ)は、ラブ・タンバリンズのこの1枚によって一躍渋谷系を代表するレーベルになります。
オリーブ少女が愛してやまないカヒミカリィも、このレーベル所属でした。
1発で10万枚のヒットを飛ばして、すぐ解散してしまったラブ・タンバリンズでボーカルを担当したエリーは、のちに藤原ヒロシとこのレーベルから別ユニットで再デビューします。
インディーズなのに驚異的なセールス、その後たくさんのフォロワーを生みました。
その瀧見憲司率いるCrue-L Recordsの所属アーティストの中に、MUSEUM of PLATEというバンドがあります。
僕は、以前このバンドでドラムを叩いていたんです。
当時、西麻布にあったCLUBイエローでライブをやったりしていました。
すごく前置きが長くなりましたが、このMUSEUM of PLATEで、行なったライブの中でも思い出深い場所があります。
それが渋谷パルコの上にあるClub Quattroです。
Crue-L Records主催のライブで、レーベルの所属アーディスト複数で出演しましたが、当時カヒミカリィがいたフェイバリットマリンが対バンだったこともあり、たくさん客が入ってたのを覚えてます。
もちろんほとんどがオリーブ女子です。
みんなベレー帽とギンガムチェックのシャツ、そしてホワイトリーバイスを履いていた。
ファッションが揃い過ぎてて、ちょっと気持ち悪かったですがw
でも箱が大きいので、すごくたくさんの人が入ってたのが印象的だったなぁ。
同じ時期にリリーフランキーたちと、渋谷のラママやTake off 7でよく演奏していたけれど、Club Quattroはそれより箱が大きかった。
僕は、以前このバンドでドラムを叩いていたんです。
当時、西麻布にあったCLUBイエローでライブをやったりしていました。
すごく前置きが長くなりましたが、このMUSEUM of PLATEで、行なったライブの中でも思い出深い場所があります。
それが渋谷パルコの上にあるClub Quattroです。
Crue-L Records主催のライブで、レーベルの所属アーディスト複数で出演しましたが、当時カヒミカリィがいたフェイバリットマリンが対バンだったこともあり、たくさん客が入ってたのを覚えてます。
もちろんほとんどがオリーブ女子です。
みんなベレー帽とギンガムチェックのシャツ、そしてホワイトリーバイスを履いていた。
ファッションが揃い過ぎてて、ちょっと気持ち悪かったですがw
でも箱が大きいので、すごくたくさんの人が入ってたのが印象的だったなぁ。
同じ時期にリリーフランキーたちと、渋谷のラママやTake off 7でよく演奏していたけれど、Club Quattroはそれより箱が大きかった。
彼らはやっぱりライブです。これは自分の持ってる2006年のライブ盤。
あの演奏からもう何年経ったのだろうか。。
なぜこんなことを回想しているのかというと、つい先日Club Quattroへ久々にライブを見に行ったのです。
内装がほとんど変わってなくて懐かしかった。
出演バンドはThe New Mastersounds。
知ってます?
イギリスのジャズファンクのバンドです。
もう20年以上、ほぼ同じメンバーでやっているというのが素晴らしい。
白人がやってるファンクバンド、そしてイギリス人、これがよいです。
個人的に、アメリカ南部の黒人がやってるファンクバンドだったらそんなに興味はありません。
実にイギリス的なバンドです。
カッコよかったなぁ。
何がカッコいいかって、リーダーであるエディのギターより、オルガンです。
当然、お約束のB3ハモンド使ってましたが、それがサイコーでした。
B3 をこんな大箱で大音量で聞けるなんて、James Taylor Quartetを見た以来でしょうか。
James Taylor Quartetも大好きです。
The New Mastersounds は4人組ですが、4人のコンビネーションのグルーヴが素晴らしかった。
世界中で何百回も演奏してるんだろうなぁという安心のグルーヴ感じです。
そしてコロナだから少ないだろうと踏んでいたのに、オールスタンディングの会場は客で満杯でした。
見たのがClub Quattroだったということもありますが、気が付いたことがあります。
そう、これは渋谷系だということ。
あの時代と同じなのです。
そしてイギリスというキーワードも同じ。
パルコもそう。
また戻っているのでしょうか?
今週はBrand New Heaviesも来日。
もしかすると、今年の春先にはベレー帽にギンガムチェック、ホワイトリーバイスの女子が街を歩くようになるのだろうか??笑
カルチャーの再来、音楽もファッションも、もっともっと色々なことが起きるといいですね。
東京多摩地区はカルチャー震源地1
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2017/03/post-7.html
東京多摩地区はカルチャー震源地2
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2017/11/2-4.html
東京多摩地区はカルチャー震源地3
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2018/12/3-1.html
東京多摩地区はカルチャー震源地4
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2018/12/4.html
万引き家族と美術大学
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2019/04/post-59.html
美大の青春ガレージロックの1ページ
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2020/05/1-2.html
なぜこんなことを回想しているのかというと、つい先日Club Quattroへ久々にライブを見に行ったのです。
内装がほとんど変わってなくて懐かしかった。
出演バンドはThe New Mastersounds。
知ってます?
イギリスのジャズファンクのバンドです。
もう20年以上、ほぼ同じメンバーでやっているというのが素晴らしい。
白人がやってるファンクバンド、そしてイギリス人、これがよいです。
個人的に、アメリカ南部の黒人がやってるファンクバンドだったらそんなに興味はありません。
実にイギリス的なバンドです。
カッコよかったなぁ。
何がカッコいいかって、リーダーであるエディのギターより、オルガンです。
当然、お約束のB3ハモンド使ってましたが、それがサイコーでした。
B3 をこんな大箱で大音量で聞けるなんて、James Taylor Quartetを見た以来でしょうか。
James Taylor Quartetも大好きです。
The New Mastersounds は4人組ですが、4人のコンビネーションのグルーヴが素晴らしかった。
世界中で何百回も演奏してるんだろうなぁという安心のグルーヴ感じです。
そしてコロナだから少ないだろうと踏んでいたのに、オールスタンディングの会場は客で満杯でした。
見たのがClub Quattroだったということもありますが、気が付いたことがあります。
そう、これは渋谷系だということ。
あの時代と同じなのです。
そしてイギリスというキーワードも同じ。
パルコもそう。
また戻っているのでしょうか?
今週はBrand New Heaviesも来日。
もしかすると、今年の春先にはベレー帽にギンガムチェック、ホワイトリーバイスの女子が街を歩くようになるのだろうか??笑
カルチャーの再来、音楽もファッションも、もっともっと色々なことが起きるといいですね。
東京多摩地区はカルチャー震源地1
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2017/03/post-7.html
東京多摩地区はカルチャー震源地2
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2017/11/2-4.html
東京多摩地区はカルチャー震源地3
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2018/12/3-1.html
東京多摩地区はカルチャー震源地4
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美大の青春ガレージロックの1ページ
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