東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。
花粉症の対策も、デザインで解決して欲しい
Mar 08,2023
また花粉の季節がやってきましたね。
今年はここ10年間で、最大量の花粉が舞うと報道されており、花粉症の人はホントに大変ですよね。
花粉症という症状、そのワードも、自分が子供の頃にはなかったと思います。
アレルギーという言葉はありましたけど、花粉について周りの人は誰も意識なんてしてなかった。
メディアで言われるようになったのは、ここ20年くらいですかね。
テレビでCMもやるようになりましたし、毎年この時期には天気予報でも花粉が飛ぶ予測数値を伝えている。
昭和より人が弱体化してしまったのか、繊細になったのか、花粉症の人は世の中でどんどん増え続けていると思います。
花粉症に悩んでいる人、結構たくさんいるのでは?
コロナの影響もあって、空気関連には以前より人は敏感になったと思います。
プラズマクラスターなど、以前から空気清浄機の分野でヒット商品はありましたが、最近あまり聞きません。
空気に関する機器だったなら、どうしても菌についての効果に触れないわけにはいかないからでしょうか。
プラズマクラスターより、今はむしろ医療関連施設で多く採用されているという謳い文句で、頭角を現してきたエアドックの方が注目を浴びている気がします。
空気中に浮遊する菌を99.9%除去という優れた商品(ほんまかいな)
1台15万円、うちもオフィスで購入して使っています。
今日は菌の方ではなくて、花粉症の話です。
自分はここ数年、毎年この時期になると、喉が痛くなったり、鼻水が出るようになりました。
時々頭も痛い。
風邪の症状にも似ているので、風邪かなと思って薬を飲んだりしたのですが、どうも風邪ではないような気がする。
毎年この時期に定期的にこの症状が出てくるので、これは花粉のせいだと自分で勝手に定義しました。
春になると、屋外は花粉が舞っているので、屋内にいれば大丈夫かなと思うのですが、そうでもない。
それは服についた花粉が室内でも舞ってしまうからということを知りました。
自分が外出しなくても、家族の誰かが外出すれば、間違いなく花粉を部屋の中に運んできてしまう。
別に空気にコロナ対策まで考えなくてもいいけど、花粉はちょっと考えた方がいいかもな、と思い始めました。
プラズマクラスターなど、以前から空気清浄機の分野でヒット商品はありましたが、最近あまり聞きません。
空気に関する機器だったなら、どうしても菌についての効果に触れないわけにはいかないからでしょうか。
プラズマクラスターより、今はむしろ医療関連施設で多く採用されているという謳い文句で、頭角を現してきたエアドックの方が注目を浴びている気がします。
空気中に浮遊する菌を99.9%除去という優れた商品(ほんまかいな)
1台15万円、うちもオフィスで購入して使っています。
今日は菌の方ではなくて、花粉症の話です。
自分はここ数年、毎年この時期になると、喉が痛くなったり、鼻水が出るようになりました。
時々頭も痛い。
風邪の症状にも似ているので、風邪かなと思って薬を飲んだりしたのですが、どうも風邪ではないような気がする。
毎年この時期に定期的にこの症状が出てくるので、これは花粉のせいだと自分で勝手に定義しました。
春になると、屋外は花粉が舞っているので、屋内にいれば大丈夫かなと思うのですが、そうでもない。
それは服についた花粉が室内でも舞ってしまうからということを知りました。
自分が外出しなくても、家族の誰かが外出すれば、間違いなく花粉を部屋の中に運んできてしまう。
別に空気にコロナ対策まで考えなくてもいいけど、花粉はちょっと考えた方がいいかもな、と思い始めました。
CMでもやってるエアドックは会社で使ってます。
空気に敏感で空気清浄機を部屋に置いている人がよくいますが、以前はその人に対して、そんなに過敏なのか?
だとしても、それ置いてもほとんど効果はないんじゃね?(失礼!)と自分だけ勝手に思ってました。
それより空気清浄機に部屋の大事なスペースを占有されるのは嫌だったし、石油ストーブみたいで存在感が目障りというか、、
そこにあるということがわかりすぎる、主張しすぎることと、その割に気休めで(失礼!)効果も感じられない商品と思っていたんです。
自分的にはまったく必要性は感じませんでした。
でも前述のように自分が花粉症的な症状があると、そして家族にもそのような人が出てくると、購入した方がいいのかなと考えるようになったわけです。
今まで空気清浄機のことをあんなにディスってた(笑)自分が、まさか購入を検討するとはね、、、思ってもいませんでした。
ホントに自分勝手というか、、、、以前から愛用されている皆さんに申し訳ないです。
だとしても、それ置いてもほとんど効果はないんじゃね?(失礼!)と自分だけ勝手に思ってました。
それより空気清浄機に部屋の大事なスペースを占有されるのは嫌だったし、石油ストーブみたいで存在感が目障りというか、、
そこにあるということがわかりすぎる、主張しすぎることと、その割に気休めで(失礼!)効果も感じられない商品と思っていたんです。
自分的にはまったく必要性は感じませんでした。
でも前述のように自分が花粉症的な症状があると、そして家族にもそのような人が出てくると、購入した方がいいのかなと考えるようになったわけです。
今まで空気清浄機のことをあんなにディスってた(笑)自分が、まさか購入を検討するとはね、、、思ってもいませんでした。
ホントに自分勝手というか、、、、以前から愛用されている皆さんに申し訳ないです。
以前よりは増えたものの、デザイン性の高い家電って本当に少ない。
購入にあたっては、述べた通りで2つの検討課題があります。
1つめはその効果です。
空気清浄なるものを、今まで1度も家で使ったことがないし、ユーザーにもヒアリングしてないので、効果はまったくわかりません。
そして疑ってます 笑。
煙草も吸わないし、猫もいませんから。
空気清浄機があると、快適な生活に変わるのか?実感できるのか?それはわからない。
自己暗示の気休めになるかもしれません。
しかし、ないよりはあった方がいいのかも、今はそのレベルです。
各社のスペックを読んで比べてみても、それっぽいこと(PM2.5のこと)が書かれているだけで全然わからない。
愛用者に怒られるかもですが、もうこれは気休め、信じる/信じないの宗教みたいなものとして割り切ることにしました。
2つ目
インテリアとしての存在感。
どっちかというと問題はこちらにあると思ってます。
気休めかもしれない機器が、部屋の中でオラオラと自己主張されるのは許しがたいです。
石油ストーブは暖かいという価値が得られるから、部屋の中で主張してもいいと思います。
むしろ寒い部屋の守り神として鎮座するのは構わない。
でもサブ扱いの空気清浄機が主張するのは許されないでしょw
仮に100歩譲って、機能的な効果が実証できたとしても、我慢できないデザインは許しがたい。
そう、空気清浄機はゴミ箱のような存在だと思います。
近くにないと困るかもしれないが、主張してはいけない、かつ部屋のインテリアを邪魔するものであってはならない。
1つめはその効果です。
空気清浄なるものを、今まで1度も家で使ったことがないし、ユーザーにもヒアリングしてないので、効果はまったくわかりません。
そして疑ってます 笑。
煙草も吸わないし、猫もいませんから。
空気清浄機があると、快適な生活に変わるのか?実感できるのか?それはわからない。
自己暗示の気休めになるかもしれません。
しかし、ないよりはあった方がいいのかも、今はそのレベルです。
各社のスペックを読んで比べてみても、それっぽいこと(PM2.5のこと)が書かれているだけで全然わからない。
愛用者に怒られるかもですが、もうこれは気休め、信じる/信じないの宗教みたいなものとして割り切ることにしました。
2つ目
インテリアとしての存在感。
どっちかというと問題はこちらにあると思ってます。
気休めかもしれない機器が、部屋の中でオラオラと自己主張されるのは許しがたいです。
石油ストーブは暖かいという価値が得られるから、部屋の中で主張してもいいと思います。
むしろ寒い部屋の守り神として鎮座するのは構わない。
でもサブ扱いの空気清浄機が主張するのは許されないでしょw
仮に100歩譲って、機能的な効果が実証できたとしても、我慢できないデザインは許しがたい。
そう、空気清浄機はゴミ箱のような存在だと思います。
近くにないと困るかもしれないが、主張してはいけない、かつ部屋のインテリアを邪魔するものであってはならない。
わかりにくいかもですが、檻の中で清浄機本体は空中に浮いています。
機能の比較は不明ですが、2つ目の評価軸は明確です。
そして機能がほぼ同じなら、残る選択はデザイン軸しかない。
しかし、デザイン的に優れたゴミ箱がほとんど世の中にないのと同様に、空気清浄機でも良いデザインはほとんどないということ。
その点でも空気清浄機はゴミ箱と同じ立ち位置だと思います。
以前ゴミ箱を買うときに、モヘイムのゴミ箱を選んだことを書きましたが、その時も他社はすべて良くも悪くもTheゴミ箱であり、インテリアを前提として考えたゴミ箱はほとんどありませんでした。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2020/03/post-84.html
同じ空気関連でも、加湿器の方がまだデザイン的に良いものはある。
そんな中で見つけたのが、プラスマイナスゼロの空気清浄機です。
ただ正直言って、選択肢はあまりありませんでした。
家電メーカーのものは最初から除外、残るのは無印やダイソンなどしかない。
ゴミ箱同様、インテリアとして考えられた製品がほぼないことがよくわかりました。
自分はここ数年、大学でプロダクトデザイン専攻の学生たちにデザインを教えていますが、彼らにも言いたい。
商品開発は機能ではなく、インサイトの発見なのだと。
そして機能がほぼ同じなら、残る選択はデザイン軸しかない。
しかし、デザイン的に優れたゴミ箱がほとんど世の中にないのと同様に、空気清浄機でも良いデザインはほとんどないということ。
その点でも空気清浄機はゴミ箱と同じ立ち位置だと思います。
以前ゴミ箱を買うときに、モヘイムのゴミ箱を選んだことを書きましたが、その時も他社はすべて良くも悪くもTheゴミ箱であり、インテリアを前提として考えたゴミ箱はほとんどありませんでした。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2020/03/post-84.html
同じ空気関連でも、加湿器の方がまだデザイン的に良いものはある。
そんな中で見つけたのが、プラスマイナスゼロの空気清浄機です。
ただ正直言って、選択肢はあまりありませんでした。
家電メーカーのものは最初から除外、残るのは無印やダイソンなどしかない。
ゴミ箱同様、インテリアとして考えられた製品がほぼないことがよくわかりました。
自分はここ数年、大学でプロダクトデザイン専攻の学生たちにデザインを教えていますが、彼らにも言いたい。
商品開発は機能ではなく、インサイトの発見なのだと。
上部の吹き出し口は、トルネードのように空気が回転して出てくる仕様。
プラスマイナスゼロの空気清浄機。
このブランドはご存知の方も多いでしょう。
デザイン家電というワードが出てきた頃から、同じコンセプトでモノづくりをしている会社です。
当時、デザインナイズされた家電を販売していたのは、アマダナとプラスマイナスゼロくらいしかなかった。
その後に出てきたのがバルミューダですが、僕は深澤直人さんと佐藤卓さんの2人がデザインに関わっていた時代に、プラスマイナスゼロの商品をたくさん買いました。
グッドデザイン賞を受賞した加湿器を筆頭に、テレビ、電話、電卓、ゴミ箱、コーヒーメーカー、時計、扇風機、ヒーター、照明、手帳、バッグ、タオル、もうほとんどの商品を持ってたんじゃないかな。
テレビ、時計、ヒーターは、ラインナップの商品を複数買っていて、どんだけ好きやねんと。
先日は掃除機を買ったこともお伝えしましたね。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2020/11/post-100.html
掃除機の時にも書きましたが、何が良いかって他のメーカーとの一番の相違点はディーター・ラムス的な要素があることでしょう。
今回の空気清浄機は装飾的要素があるのでちょっと違いますが、ブランドがデビューした時、深澤さんがデザインしていた時代にはダイレクトにそれを感じました。
デザインで買うと言うより、コンセプトで買うという商品です。
当時、深澤さんは無印のデザインディレクションも担当されてたので、同じくディーター・ラムス的要素を打ち出し始めていた無印との類似点はありましたが、プラスマイナスゼロの方がデザイン性は高く、それに合わせて価格も無印より高かった。
購入した空気清浄機C030は、このブランドでは2代目で、1代目のX020は深澤さんのデザインのままでまだ取り扱ってます。
(見た目ほとんど無印ですけど、無印よりデザイン性は高い)
機能的なことは置いておいて、デザイン性から言うと、掃除機と同じでこちらも世界三大デザイン賞であるiF デザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞の2つを受賞している商品です。
丸い形状なので360度での吸引が可能、30畳まで対応という優れた機能性
それを実現しているのは、66本のスチールパイプを1本ずつ溶接して、その中に空気清浄機を収め、本体を空中に浮かせているから。
清浄機本体が何も覆われていない状態だからこそ、パワフルに空気を吸引できるということです。
見た目、鳥かごのようなデザインですが、66本のスチール内にある本体から360度空気を吸い込み、上部に新鮮な空気を吹き出す構造になっています。
4層フィルタで花粉をしっかりキャッチとあるので、きっときちんと働いてくれるのでしょう(ここはわかりません・・・)
動画を見る限りは、かなりの吸引力です。
ということで、家電というのは本当によいデザインは少ないと感じます。
日本の電機メーカーのデザインはほぼ全滅。
インテリアを重視するというコンセプトが、消費のインサイトになる場合もあるということ。
それにより自分らしい生活が実現できると感じる人もいる。
作り手はそうしたエクストリームユーザーのニーズにも着目して欲しいですよね
(自分がエクストリームユーザだと自覚するのが悲しいですが・・・)
と、ゴミ箱を買う時にも思いましたけど。
あとはこの空気清浄機を使って、花粉症にどの程度効果があるのか、検証してみるだけですね。
まだ使い始めて数週間ですが、家族でくしゃみをする人が明らかに減ってます。
このブランドはご存知の方も多いでしょう。
デザイン家電というワードが出てきた頃から、同じコンセプトでモノづくりをしている会社です。
当時、デザインナイズされた家電を販売していたのは、アマダナとプラスマイナスゼロくらいしかなかった。
その後に出てきたのがバルミューダですが、僕は深澤直人さんと佐藤卓さんの2人がデザインに関わっていた時代に、プラスマイナスゼロの商品をたくさん買いました。
グッドデザイン賞を受賞した加湿器を筆頭に、テレビ、電話、電卓、ゴミ箱、コーヒーメーカー、時計、扇風機、ヒーター、照明、手帳、バッグ、タオル、もうほとんどの商品を持ってたんじゃないかな。
テレビ、時計、ヒーターは、ラインナップの商品を複数買っていて、どんだけ好きやねんと。
先日は掃除機を買ったこともお伝えしましたね。
https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2020/11/post-100.html
掃除機の時にも書きましたが、何が良いかって他のメーカーとの一番の相違点はディーター・ラムス的な要素があることでしょう。
今回の空気清浄機は装飾的要素があるのでちょっと違いますが、ブランドがデビューした時、深澤さんがデザインしていた時代にはダイレクトにそれを感じました。
デザインで買うと言うより、コンセプトで買うという商品です。
当時、深澤さんは無印のデザインディレクションも担当されてたので、同じくディーター・ラムス的要素を打ち出し始めていた無印との類似点はありましたが、プラスマイナスゼロの方がデザイン性は高く、それに合わせて価格も無印より高かった。
購入した空気清浄機C030は、このブランドでは2代目で、1代目のX020は深澤さんのデザインのままでまだ取り扱ってます。
(見た目ほとんど無印ですけど、無印よりデザイン性は高い)
機能的なことは置いておいて、デザイン性から言うと、掃除機と同じでこちらも世界三大デザイン賞であるiF デザイン賞、レッド・ドット・デザイン賞の2つを受賞している商品です。
丸い形状なので360度での吸引が可能、30畳まで対応という優れた機能性
それを実現しているのは、66本のスチールパイプを1本ずつ溶接して、その中に空気清浄機を収め、本体を空中に浮かせているから。
清浄機本体が何も覆われていない状態だからこそ、パワフルに空気を吸引できるということです。
見た目、鳥かごのようなデザインですが、66本のスチール内にある本体から360度空気を吸い込み、上部に新鮮な空気を吹き出す構造になっています。
4層フィルタで花粉をしっかりキャッチとあるので、きっときちんと働いてくれるのでしょう(ここはわかりません・・・)
動画を見る限りは、かなりの吸引力です。
ということで、家電というのは本当によいデザインは少ないと感じます。
日本の電機メーカーのデザインはほぼ全滅。
インテリアを重視するというコンセプトが、消費のインサイトになる場合もあるということ。
それにより自分らしい生活が実現できると感じる人もいる。
作り手はそうしたエクストリームユーザーのニーズにも着目して欲しいですよね
(自分がエクストリームユーザだと自覚するのが悲しいですが・・・)
と、ゴミ箱を買う時にも思いましたけど。
あとはこの空気清浄機を使って、花粉症にどの程度効果があるのか、検証してみるだけですね。
まだ使い始めて数週間ですが、家族でくしゃみをする人が明らかに減ってます。