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東京で今一番アツいのは浜町だ!

東京
Jul 02,2024

いま浜町のT-HOUSE New Balanceで開かれている友人の個展

"おかあ山(さん) MAMA MOUNTAIN"by Takayo Akiyama

面白いので、是非この機会に足を運んでみてください。

7/23まで。どなたでも無料です。

https://www.dig.co.jp/blog/danwashitsu/2024/06/post-161.html

いったい誰が来るのか、ナゾなイマドキサウナ
前回は展示の魅力について紹介しましたが、今回はこの浜町について書きたいと思います。
浜町と言われても、東京生まれの自分でもそれがどこにあるのかよくわからない。
地名を聞いても「ん?それ東京?」それくらいの認識です。
東京の西寄りな新宿で生まれたこともあって、そもそも東京の東地区(実はリアルトーキョー)について詳しくなく、地名を言われてもピンと来ない。
浜町ってどこすか?自分にとってはそのくらいの認識です。
日本橋だということすらあまり知らない。
正式には日本橋浜町っていう地名のようですね。
この日本橋〇〇っていう地名、結構たくさんないですか?
兜町、蛎殻町、小伝馬町、人形町、本町、馬喰町、室町、もう多すぎて覚えられないっすよ。
兜町、人形町くらいだったらサウンドでわかりますけど。
どこにあるのかは定かじゃないです。
いったい日本橋ってどんだけ広いんだよと。
その中で浜町はマイナーなんじゃないのかな。
とか言っちゃうと、浜町の人に怒られそう。。

友人の展示がなかったら、T-HOUSE New Balanceがなかったら、浜町には間違いなく行く機会はなかったと思います。
でも行ってみたら、これが面白かった!
やっぱり何でも体験しないと勉強はできないですね
T-HOUSE New Balanceは武家屋敷テイストの建築
T-HOUSE New Balanceは、浜町または水天宮の駅からも歩いてすぐのところにあります。
カーサブルータスでも特集していたし、知ってる人も多いでしょう。
スキーマ建築が手掛けた江戸時代の蔵のような外装、なのに中に入るとモダン。
川越にあった築122年の蔵を3ヶ月かけて移築したという建築は、一見の価値ありです。
自分もカーサを立ち読みして、行ってみたい場所として記憶してましたが、浜町?と言われてもどこだろか?と。
T-HOUSE New Balanceの裏にはナウいサウナがある
このT-HOUSE New Balanceの裏にはサウナがあります。
T-HOUSE New Balanceとサウナの間には小さな中庭があって、そこがサウナとの共有スペースになっています。
その中庭には、何だかイマドキな、他では見られない植物が置いてあって、タダモノじゃないなと思わせるのだけど、この植物がここにある理由もあとで判明します。
で、このサウナ、内装もイマドキで、クラフトビールなどを揃えており。
名前が「ととけん」=整う研究所だって。
こんなとこにスカしたサウナ作って、一体誰が来るの?とも思うのだけど、こちらも調べてみたらフィナムが運営していた。
うーむ、、なるほどなと。
フィナムはファッションを扱うデジタルオンラインマガジン。
そりゃ感度高い戦略を繰り出してくるわけだわ。
しかし誰が浜町のサウナに来るのかナゾだわ・・・
サウナの隣にはシャレたDAISHIZENの本社ビル
このフィナムがやってるサウナの同じブロックに、なにやらまた目立つ建物。
グリーンがそこら中に置いてあるアルミ?ステンレス?の素材が全面に使われたマットシルバーのビル。
壁のネオンサインにtokyo midori laboと書いてある。
これがSOLSO PARKを運営するDAISHIZENの自社ビルでした。
グリーンを扱うSOLSOブランドは、感度の高い施設ではおなじみ。
先日この談話室で紹介した、うちの会社でブランド構築を手掛けた企業、名古屋にあるPlanetの競合にあたります。
青山にできたSOLSO PARKは、キラキラ女子の間では話題。
特にそこにあるSOLSO CAFEは女子の間では、聖地となっております。
本社もそれに劣らずなるほどなと。
このビルの近くにある店舗の店先にあるグリーンは、よく見ると、みんな同じケースに入っている。
サウナの中庭にある植物はSOLSOの手が入っているのでした。
パンケーキで一世を風靡したBillsはここのコーヒー
チェコの建築がモチーフのパン屋ジャンゴ
そこから2分くらい歩いた場所にあるカフェSingle Oは、シドニー発のロースターコーヒー日本1号店。
鎌倉にある有名なパンケーキのBills(一世を風靡しましたね)で出しているのはここのコーヒーです。
表参道の店舗のオープニングに行ったとき、モデルの女子ばかりが来ていてびっくりしましたが、オーストラリアつながりってことすかね。
うーむ。。。。
その向かい側にある目立つブーランジェリーは元デザイナーがオーナーのJANGO。
チェコのプラハがテーマのパン屋で、これも日本では初めてとのこと。
過剰なんじゃね?とも思える装飾的なインテリアが特徴です。
あとは京都からやってきたチョコレートのnel craft chocolateもある。
もう1つ。
古い倉庫をリノベして作られた文房具屋PAPIER TIGRE TOKYOは、パリの紙文具店が日本に初めて出店したお店。
インテリアも良いですが、商品も素敵です。
ここで売られていたコクヨのキャンパスノートとのコラボ商品や美しいペンなど、たくさん買ってしまった。
うーむ。。。。。。。。。。。。
いやぁ浜町アツい!
PAPIER TIGRE TOKYOは、パリにある紙のお店の2号店
コクヨのキャンパスノートとのコラボ商品
こういうカラーリングのペンってなかなか日本にはない
これらのお店がT-HOUSE New Balanceから歩いて3分以内にすべてある。
T-HOUSE New Balanceで開催されている展示は是非見て欲しいですが、同時にこれらのお店も一緒に巡ると楽しいこと請け合いです。
すごく楽しい刺激になります。
帰りに水天宮の駅の方へ歩くと、そこには海外にあるような目を引く建物。
Hamacho Hotel Tokyo。
ここも調べたら、デザインと運営はUDSでした。
なるほど、こちらもやっぱりねと。
以前学芸大にあったホテルクラスカのリノベーションと運営を手掛けていたことで知られる尖ったデザインチームだったけれど、1度倒産した後はコクヨに買われ、その後小田急電鉄、野村不動産に買収され、現在の経営母体は不動産業になっています。
今ではMUJIホテル、下北の小田急線線路跡地にある施設、同じく下北にできたラグジュアリーな温泉施設由縁別邸のプロデュースなどで知られるUDS。
こちらもうーむ。。。。でした。
うーむ、、と唸らせるプロジェクトがたくさん。
是非週末は、アートとデザインの浜町T-HOUSE New Balanceへ!
Hamacho Hotel Tokyoもかなり目立つ建物

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松本知彦 Tomohiko Matsumoto

東京新宿生まれ。
漫画家の父親を持ち、幼い頃より絵だけは抜群に上手かったが、
働く母の姿を見て葛藤し、美術を捨てて一般の道に進むことを決意。
しかし高校で出逢った美術の先生に熱心に説得され、再び芸術の道に。
その後、美術大学を卒業するも一般の上場企業に就職。
10年勤務ののち、またしてもクリエイティブを目指して退社独立、現在に至る。

  • 趣味:考えること
  • 特技:ドラム(最近叩いていない)
  • 好きなもの:ドリトス、ドリフターズ、
    青山ブックセンター